琉球新報「工事の騒音影響か 辺野古ジュゴン2頭不明」

■ニュースメディア

琉球新報

 

■ニュースタイトル

「工事の騒音影響か 辺野古ジュゴン2頭不明」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年12月3日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

九州にまで油が流れ着いた史上最悪級のChinaタンカーの事故が起こっている辺野古の周辺では反基地活動家による環境破壊が激しい。にも拘わらず、ジュゴンの失踪の理由を「工事の騒音」と決めつけるのはフェイクニュースだと思います。

■記事内容

------------------  琉球新報 2018.12.3

工事の騒音影響か  沖縄県主張の新たな根拠に

 辺野古ジュゴン2頭不明

 

 

名護市辺野古の新基地建設を巡り、同市嘉陽沖に生息しているジュゴン1頭(個体A)が2カ月以上確認されていない。 

(中略) 

約15年前から県内で確認されていた3頭のジュゴンのうち、工事後に2頭の姿が確認できなくなった。 

辺野古の埋め立て承認撤回を巡る県と国との対立で、県が環境への影響を主張する新たな根拠にもなりそうだ。 

 

辺野古周辺に生息していたジュゴンは、工事開始後、既に1頭(個体C)が行方不明になっている。県は個体Cが行方不明になったことを理由の一つとして、今年8月、公有水面埋め立て承認を撤回した。 

個体Aも確認されなくなったことを受け、県辺野古新基地建設問題対策課は「県の主張がさらに裏付けられた」と述べた。 

今後、県の埋め立て承認撤回を巡って法廷闘争に入った場合、県が工事を止める必要性を強調する要素になり得るとの認識を示した。 


辺野古の基地外活動家らの違法行為迷惑行為犯罪行為について、沖縄タイムスも琉球新報も報じません。

また、史上最悪級といわれるChinaタンカーによる石油流出事故も報道しませんね。

 

特に、朝日新聞でさえ報じているように、タンカー事故の漂着物が九州にまで流れ着いているのですから、海洋生物に与えるダメージはきわめて大きいと考えられます。

 

それらを無視して「工事の騒音が原因」と断定するような記事は、フェイクニュースと言わざるを得ないと考えます。

 

■検証記事

------------------  AFP 2018.1.15

中国沖タンカー事故、深刻影響の恐れ 前代未聞の油流出量との指摘も

AFP 2018/01/15

 

中国沖で6日に貨物船と衝突・炎上し、14日に沈没したイラン企業所有の石油タンカー事故について、中国国営メディアは15日、現場海域で最大約130平方キロにわたって油が流出したと報じた。環境専門家らは、海洋生物に深刻な被害を与える恐れがあると警鐘を鳴らしている。

 

中国の交通運輸省によると、タンカーから流出した油は現在も燃え続けているという。中国共産党機関紙の人民日報は15日午後の時点で、現場を起点に長さ約18.5キロ、幅約7.4キロの範囲に油が広がっていると伝えた。

 

沈没した同タンカーは、軽質原油13万6000トンを積載していた。

 

米アラスカ州を拠点とする石油流出対策の専門家、リチャード・スタイナー氏はAFPに対し、「1週間にわたって爆発・炎上が続いた船体の損傷を考慮すると、貨物倉や燃料油貯蔵タンクのうち無傷で残っているものはなく、従ってコンデンセート(超軽質原油)と燃料のすべてが流出したというのが私の推察だ」と語り、1回で海洋流出したコンデンセートの量としては史上最多と指摘している。

 

仮に流出したのが積載量の20%だったとしても、1989年に発生したアラスカ沖で発生した石油タンカー「エクソン・バルディーズ(Exxon Valdez)号」の事故の際の原油流出量に匹敵する規模だという。

(※ 写真は朝日新聞2018.2.1 九州に漂着した油)