時事通信「政府「真珠湾」発言否定に躍起=揺らぐ日米蜜月」

■ニュースメディア

時事通信

 

■ニュースタイトル

「政府「真珠湾」発言否定に躍起=揺らぐ日米蜜月」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年8月29日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

公器と自称しながら、伝聞に基づく憶測だけで二国間の関係を壊すような記事を平気で垂れ流している。時事通信を代表として取り上げたが、朝日新聞やNHKも同様の報道をしており、まるで共闘して日米間を離間させたいかのように感じる。

■記事内容

------------------  時事通信 2018.8.29

 

 

 

 

 トランプ米大統領が6月の日米首脳会談で日本の通商政策をめぐり「真珠湾を忘れていない」と強い不満を示していたとする米紙ワシントン・ポストの報道を受け、日本政府は事実関係の否定に躍起になっている。日米関係の蜜月ぶりを誇ってきた安倍晋三首相の言葉に疑問符が付きかねない内容のためだ。

 「指摘のような事実はない」。菅義偉官房長官は29日の記者会見で、トランプ氏から批判を受けたのは事実か問われると、きっぱりと否定した。同じポスト紙が報じた日朝極秘接触の真偽をただされ、「報道の内容の一つ一つにコメントすることは控えたい」と論評を避けたのと対照的だ。

 ポスト紙によると、トランプ氏が不満を爆発させたのは、首相が史上初の米朝首脳会談を前に日本の考えを伝えようと6月7日にホワイトハウスを訪れた時のこと。トランプ氏はこの席で「私は真珠湾を忘れていない」と発言し、日本の通商政策に「辛辣(しんらつ)な批判」を浴びせた。

 トランプ氏は、米国が牛肉と自動車の輸出を拡大できる2国間貿易協定の交渉に応じるよう要求。虚を突かれた形の首相はいら立った様子を見せ、トランプ氏が発言を終えるのを待って、申し出を断ったという。

 会談後の共同記者会見で、トランプ氏は「貿易の不均衡はかなりの額に上る」と対日貿易赤字に不満を表明するなど多弁だった。これに対し、首相は通商問題には一切触れず、「トランプ氏とは北朝鮮問題に多くの時間を費やした。日米は常に共にある」とアピールしていた。

 トランプ氏との関係を売りの一つにしてきた首相は、9月20日投開票の自民党総裁選に向けた地方行脚でも「日米関係はかつてないほど強固」と繰り返している。首相の訴えの信ぴょう性が揺らぐ中、政府高官は「大統領が日本に不満なんてあるわけがない」と打ち消しに走っているが、日米関係が総裁選の主要な論点になるのは確実だ。

(※ 実際のワシントンポスト紙の記事についての検証「ソース元を探して訳してみた」)

■関連記事

--------------------  朝日新聞 2018.8.29

「真珠湾を忘れない」 トランプ氏、会談で安倍首相に 

 

米ワシントン・ポスト紙(電子版)は28日、トランプ米大統領が6月の日米首脳会談で、安倍晋三首相に「私は真珠湾を忘れない」と述べたうえで、対日貿易赤字に強い不満を表明したと報じた。トランプ氏は米国産牛肉や自動車の対日輸出に有利になる二国間協定の交渉に応じるよう安倍氏に迫ったという。トランプ氏の最近の安倍氏への冷めた態度を伝えている。

 

 同紙によると、北朝鮮問題をめぐっても、米朝首脳会談前の日米首脳会談や電話協議で安倍氏はトランプ氏に、北朝鮮が非核化に具体的に取り組むまで、米韓軍事演習の中止や朝鮮戦争の終結宣言をめぐる合意に応じないように繰り返し助言したが、トランプ氏に完全に無視されたという。

(以下略)

------------ 引用終わり

 

とっても嬉しそうな朝日新聞の記事。

■検証記事

---------------- netgeek 2018.8.30  

トランプ大統領の「真珠湾攻撃を忘れないぞ」発言についてデマが出回る

 

6月に行われた日米首脳会談でトランプ大統領が安倍総理に対して発した一言がマスコミに誤解されて報じられている。

 

長らく尾を引いている発言だけに錯綜する情報を正しく整理したい。

まずは正確に報じたFNN PRIMEのニュースから。

 

 

きっちりと発言の前後も含めて誤解がないように報じている点が好印象。トランプ大統領は日本の貿易について、真珠湾攻撃のようにもっと攻撃的な姿勢をとるべきだと主張した。これはアメリカが攻撃的な姿勢をとっているのと比較しての話だろう。

 

しかしながら当時、トランプ大統領の「真珠湾攻撃を忘れない」という発言のみが切り取られ、「日本は真珠湾攻撃でアメリカに不意打ちを仕掛けた卑怯者だ。恨んでいる。貿易で譲歩しろ」という意味ととられ、誤解が広がっていた。

 

こうして真相が明らかになったのに、日本のマスコミはまだ間違い続けている。

 

 

共同通信は8月29日、「真珠湾攻撃忘れないぞ」という強烈なタイトルの記事を公開した。しかしツッコミどころが多すぎる。記事はワシントン・ポストを参照して書かれた間違いだらけの伝言ゲームのような仕上がりだ。

(以下略)

TBSが何度も行っている発言と真逆のテロップを付けて印象操作してきたのに近しい悪質なフェイクニュースと云わざるを得ない。

(※ 写真は2003年のTBS石原発言捏造テロップ事件)