日経「国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円」

■ニュースメディア

日本経済新聞

 

■ニュースタイトル

「国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年5月10日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

「天下の日経新聞様」の記事だからといって、油断してはなりません。この「国の借金」「国民1人あたりの借金」という用語は、会計的に見ても経済学的に見ても、明らかに間違っているからです。正確な概念は、「中央政府の金融負債」です。(新宿会計士の政治経済評論 2018.2.27より)

■記事内容

------------------日本経済新聞 2018.5.10

国の借金、1087兆円に増加

3月末、国民1人当たり859万円 

 

 

財務省は10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表した。長期国債の残高増加が影響した。2017年12月末と比べ2兆593億円増え、過去最高を更新した。18年4月1日時点の総務省の人口推計(1億2653万人、概算値)で単純計算すると、国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる。

 

内訳は国債が959兆1413億円となり、12月末から2兆8893億円増えた。一時的な資金不足を穴埋めする政府短期証券は74兆6489億円と1兆1401億円減った。

■検証記事

---------------- logmi  

麻生太郎氏による「日本の借金」の解説が超わかりやすい

「経済をわかってない奴が煽っているだけ」

 

 1000兆円の大台も近づいてきた日本の国債残高。マスコミはこの数字を取り上げて「日本が破綻する」と報じていますが、元首相であり経済通を自認する自民党・麻生太郎氏は「多くの国民が信じているが、これは間違い」だと完全否定しました。麻生氏は、日本の財政を「ギリシャショック」と呼ばれるギリシャの経済危機と比較し、日本の国債は94パーセントが日本人に買われていることや、残り6パーセントも円だけで買われていることから、ギリシャとは状況がまったく異なることを説明。ほかにも、日本のGDPと国債発行高、そして金利の推移などの数字から、日本の財政破綻がマスコミや旧大蔵省の煽りであると指摘しました。日本国債や借金などについて、比喩を使ってわかりやすく解説した動画の書き起こしです。

(中略)

旧大蔵省とマスコミが煽っているだけ

 

麻生:いやしかし、そんなこと言ったって「財政が破綻する」と大蔵省が言ってます、っていうけれども、15年前、武村正義という人がいて、いや、まだ生きておりますが、時の大蔵大臣、細川内閣で働いておられたんだが、「財政破綻宣言」っていうのを言ったんですよ。

その時日本のGDPは500兆です。今とほとんど変わりません、500兆。いいですか。その時の国債発行高は450兆だった。今は900兆ですからね。あの頃は今の半分よ。稼ぎは500兆、変わらず。でも破綻してないじゃない。

しかも金利はどうだ。あの頃は3.2%ですよ、確か。今は1%、おかしいじゃない。会社の内容が悪くなったら金利が上がるのが当たり前だろ。なんで日本だけ下がるの。世界中で内容がいいんだって評価されてるからだよ。(以下略)