NHK「なぜ、政権を倒せないのか」

■ニュースメディア

NHK(日本放送協会)

 

■ニュースタイトル

NHK 政治マガジン

「なぜ、政権を倒せないのか」

 

■ニュース掲載・報道日

2019年11月27日

 

 

■フェイク箇所

民主党政権の“失敗”

2009年8月。

民主党は、衆議院選挙で戦後最多となる308議席を獲得して自民党に圧勝、政権交代が実現した。

鳩山政権発足直後の内閣支持率は72%、国民の期待を集めての船出だった。

しかし、民主党政権は、3年3か月後に幕を下ろすことになる。

民主党政権の最初のつまずきは、沖縄のアメリカ軍普天間基地移設問題をめぐる「迷走」だ。

当時の鳩山総理大臣は「最低でも県外」と主張。沖縄を中心に、国民の期待が高まった。

しかし、「腹案がある」としながらも、具体的な進展がないまま県外への移設を断念。

急速に求心力を失い、鳩山は9か月で、辞任を余儀なくされた。

政権末期の内閣支持率は、21%にまで下落していた。

2010年6月、総理大臣のバトンを受けたのは菅直人。

菅内閣発足直後の支持率は61%。持ち直したかのように見えた。

しかし、菅総理大臣は、就任直後に消費税率の10%への引き上げに言及。

この発言などが影響して、民主党は、夏の参議院選挙で大敗した。

国会は、衆参両院で多数派が異なる、いわゆる「ねじれ」状態となった。

2011年3月には東日本大震災が発生。

菅総理大臣の原発事故への初動対応にも批判が出た。

結局、2年続けて、総理大臣が辞任することになった。

 

致命傷となった集団離党

2012年7月。

民主党政権にとどめを刺す出来事が起きた。

鳩山政権で幹事長も務めた小沢一郎らの集団離党だ。

国会議員50人が消費税率の引き上げに反発、党を飛び出した。

 

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

 

安倍長期政権の一因として、
民主党政権の"失敗" を掲げているが、

閣僚への外国人献金外国人参政権推進国籍条項の廃止尖閣諸島国有化による中国との衝突、共産国の政治将校じみた自衛官への言論封鎖中国の工作船衝突の隠蔽、民主党幹事長による教員の政治活動の推奨、事業仕分けによる科学技術予算の大幅縮小防災体制の弱体化「コンクリートから人へ」によって衰退した土木技術と災害復旧能力、・・・・など

いずれも国の根幹を揺るがすような失策だが、そうした悪夢の民主党政権と揶揄される失政にはほとんど触れていない。

さらに、国民からの支持を失った理由を、

致命傷となった集団離党
“執着心”の欠如

明暗分けた選挙 などと誤魔化している。

さらに、野田前首相の言葉を借りて

「安倍政権は何一つやってない」

と現政権の業績が全く無いかのように印象操作し、

動き始めた野党

と、「実績の無い安倍政権が政権奪回を狙う野党に足下を揺さぶられて苦戦している」印象を与えている。

悪質な思想誘導で塗り固められている。


■検証記事

-------------- togetter 2018.6.10

■検証記事

--------------- 現代ビジネス 2019.2.18

■検証記事

------------- 全国教育問題協議会 2012.11.8

■検証記事

--------------- zakzak (夕刊フジ) 2019.7.11


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コメント: 1
  • #1

    西村幸祐 (月曜日, 02 3月 2020 02:52)

    歴史を鑑とするためには、事実をしっかり確認しなければならない。この報道は2009年に国民を騙して民主党政権を作り上げたメディアの一つであるNHKが、自分たちの誤りと錯誤を隠蔽する為に現代史の改竄を行なった、恥ずべきフェイクニュースである。