日米離間の印象操作を狙った「フェイクニュース」

タイトルで読者に記事の内容と異なる印象を与える「印象操作型のフェイクニュース」は、朝日新聞の十八番(おはこ)です。

----------------朝日新聞 2018.9.7

トランプ氏、安倍首相との友好関係「終わる」 米紙報道

 

米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日、トランプ大統領が同紙コラムニストとの電話で、日本との貿易赤字を問題視し、安倍晋三首相との友好関係が「終わる」と語ったと報じた。日米は今月25日に首脳会談を行う方向で調整しており、トランプ氏が日本に二国間の自由貿易協定(FTA)の締結など、厳しい態度で交渉に臨む可能性がある。

 

 コラムニストのジェームス・フリーマン氏はトランプ氏と電話した内容を踏まえ、同紙で「北米や欧州の友好国との交渉をまとめたとしても、貿易をめぐる不確実性は必ずしも終わらない。トランプ氏はなお、日本との貿易の条件で悩んでいる」と指摘した。

 

 トランプ氏は電話の中で安倍首相との良好な関係に触れたうえで、貿易赤字の解消のために「日本がどれだけ(米国に)払わなければならないかを伝えた瞬間、(良好な関係は)終わる」と語ったという。

 

 

 両国政府は、安倍首相が自民党総裁選で3選された場合、国連総会に出席するのに合わせてニューヨークで首脳会談を行う方向だ。これに先立ち、閣僚級の通商協議「FFR」の2回目の会合も行う見通し。トランプ氏は11月の中間選挙を控え、日本との貿易赤字の解消も成果にしたい考えで、輸入車への高関税措置をちらつかせて、日本側に妥協を迫る可能性がある。

(ワシントン=土佐茂生)

------------------ 高橋 浩祐さんによる解説 (ご投稿より引用)

トランプ発言を含む、実際のWSJコラム

「It seems that he is still bothered by the terms of U.S. trade with Japan. Mr. Trump described his good relations with the Japanese leadership but then added: “Of course that will end as soon as I tell them how much they have to pay.”」

つまり、

「トランプ米大統領は日本との貿易に関して思い悩んでいるようだった。日本の指導者(安倍首相)とは友好な関係だが、いくら払えなどと言った途端にその関係が終わってしまうと心の内を明かした」というもの

WSJのコラムの見出しも、「Trump Eyes a Japan Trade Fight(日本との貿易戦争を視野に)」となっており、実際のトランプの発言を踏まえると、こちらもちょっとニュアンスが強い気がする。「トランプ、対日貿易で思い悩み」あたりが無難か。

髙橋さん、詳しい解説ありがとう御座います。<(_ _*)>

朝日新聞のタイトルによる印象操作に引っかかった面面がこちら
← (・・。) 

 

髙橋さんの解説を受けてのTwitterでは、

 

英文記事を読めば朝日の記事がフェイクだってすぐバレるのに、何故朝日はフェイクを流し続けるのか?

 

朝日って「日本人の大半は英語なんかできない」って思ってるんじゃない?国民をバカにしてるよね( *`ω´)

 

・日本との友好関係を維持する必要性に触れた後、貿易赤字を解消するために、アメリカが要求したい金額を日本に伝えると、友好関係が終わってしまう。

なので、トランプ大統領はどう解消するか悩んでいる。

 

・思い出すのは半藤一利著の「連合艦隊司令長官山本五十六」という本の一節

 井上成美少将「ヒトラーの対日認識に気をつけるべし」

 親独派将校「我が闘争にそんなこと書いてなかったぞ」

 井上氏同期「井上さんは原書で読んでいるんだよ」

邦訳では不都合な部分は削除されていた

 

という投稿が寄せられていました。