テレビ朝日「差別主義者、排外主義者」の部分をごっそりカット

■ニュースメディア

テレビ朝日

 

■ニュースタイトル

「差別主義者、排外主義者」の部分をごっそりカット

 

■ニュース掲載・報道日

2017年7月13日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

レビ朝日は、民進党・蓮舫代表の二重国籍問題について会見で発言した「積極的に差別主義者、排外主義者の方たちに言われて」の部分をごっそりカットし、前後の発言を繋ぎ合わせて放送。第一回フェイクニュース大賞ではエントリーされていなかったので、敢えて第二回にエントリー。

■検証記事

---------------- netgeek 2017.7.14  

【炎上】テレビ朝日が蓮舫の「差別主義者、排外主義者」発言をカットして放送。不自然なVTRに

 

マスコミは安倍総理の「こんな人たちに負けるわけにはいかない」発言は散々偏向報道したくせに、民進党・蓮舫代表には忖度するようだ。

 

 

世間で最も注目されている部分が編集でカットされている。蓮舫は記者からの質問に対して次のように回答していた。

 

太字(赤字)の部分はテレビ朝日がカットした部分

 

蓮舫「我が国におきましては、戸籍というのは優れて個人のプライバシーに属するものであり、これまで私も言ってきましたけれども、積極的にあるいは差別主義者、排外主義者の方たちに言われてそれを公開するようなことが絶対にあってはいけないと今なお思っています」

 

ひとつなぎの発言であるため、なにも編集を加える必要はないはずなのに、テレビ朝日は蓮舫代表に気を配り、問題発言をあえて放送しなかった。

 

今回の蓮舫代表の発言カットにより、皮肉にも加戸前知事が言った「YouTubeだけが事件の真実を表していた」という趣旨の発言と同じ結果になった。マスコミは結論ありきで情報操作を行い、国民を洗脳しようとしている。大げさな表現に聞こえるかもしれないが、森友学園、加計学園という2連続の冤罪で安倍内閣の支持率が急落したのを見ればマスメディアの影響は大きいと実感させられる。

テレビ朝日の放送では、蓮舫代表が会見でいかにも正論を言っているかのような雰囲気がつくられていた。肝心の「差別主義者、排外主義者」発言をなぜカットしたのか正当な理由を説明することはできないはずだ。

 

マスコミはなぜか森友学園問題での辻元清美の疑惑も、加計学園での玉木雄一郎議員の獣医師会との癒着も全然放送しない。おかしいことはおかしいと声を上げていきたい。

■参考記事

---------------- 産経新聞 2017.7.19  

差別や排外主義ではない 蓮舫氏の国籍問題、その見識と責任感欠如に驚く

(前略)

 戸籍謄本公開をめぐる考え方にも疑問がある。

 

 国籍法を守っていなかった疑惑について、説明責任を果たすために公開したはずだ。ところが、蓮舫氏は、「こうした開示は私で最後にしてほしい」と述べた。

 

 今月13日の会見では「差別主義者、排外主義者に言われて公開することは絶対にあってはいけない」とも語っていた

 

 差別や排外主義がいけないのは当たり前だが、差別や排外主義に強いられ、不承不承公開したという思いがもし蓮舫氏にあるとしたら、とんだ考え違いだ。

 

 蓮舫氏が、戸籍謄本の一部を公開し、公人としての当たり前の責務を果たすことになったのは、身から出たさびである。責任転嫁の姿勢が信を失わせている。

■参考記事

---------------- オモコロ特集 2016.3.18  

ニュース番組の「歪曲報道」はこうして生まれる

 

先日、某テレビ番組が首相の発言を歪曲したとして、各所で話題になりました。

 

 

 

「選挙のためだったら何でもする。誰とでも組む。そんな無責任な勢力に負けるわけにはいかない」

 

 この一部だけを切り取って、安倍首相が「選挙のためだったら何でもする」と言っているかのような改変を行ったということですね。

 

このように、発言の切り取り方が不適切だと、真逆の意味で世間に広まってしまう恐れがあるのです。これは印象操作と言われても仕方ないミスでしょう。

(中略)

歪曲の危険にさらされているのは、芸能人だけではありません。一般のみなさんも、街を歩けばテレビに取材されることがあります。街頭インタビューが良い例です。だから、歪曲される可能性はゼロではないのです。

 

 

視聴率のためならなんだってやる。歪曲する。そんなテレビ番組のない世の中にしていかねばなりません。これは、とってもクライシスで、センシティブな問題なのです。