週刊文春「今日も涙の安倍晋三小学校」

■ニュースメディア

週刊文春

 

■ニュースタイトル

「今日も涙の安倍晋三小学校」

 

■ニュース掲載・報道日

2018年3月15日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

文春が【今日も涙の安倍晋三小学校】というタイトルで緊張で泣いてる女の子と総理の写真を使い、総理の隣は泣くという印象を与える記事を書いてます。

しかも状況は3/10の東北視察の一幕で、報道陣に囲まれ名前を言っただけで泣き出してしまった時の様子。文春の印象操作のやり方はゲスの極み (DAPPIさんのツイート)

 ■記事内容

----------------  週刊文春 2018.3.15

今日も涙の安倍晋三小学校

 

 俺だって、泣きたいよう。そんな心の声が聞こえてきそうだ。泣きじゃくる小学生を横に、居心地の悪そうな安倍晋三総理。小学校は小学校でも、例の「安倍晋三記念小学校」ではもちろんない。

(中略)

「学校生活に期待すること」を話す予定だった小三の少女は、大勢の報道陣や関係者に囲まれ、しかも現役総理が隣にいるという異常事態に極度の緊張を憶えたのであろう、自分の名前を言っただけで泣き出してしまったのである。だがしばらくすると笑顔が戻り、最後に総理を見送る時には、ガッチリと握手を交わしたのだった。

(以下略)

----------------引用終わり

 

日経や朝日もよくやる「タイトル詐欺」による印象操作の悪質バージョン。

本文にはファクトを入れておくが、斜め読みする人が間違える(時には本文の内容と逆の意味に捉える)ようなタイトルを付ける。

これも立派なフェイクニュースです。

■検証記事

----------- BloggerPress 2018.3.16

週刊文春「泣きじゃくる小学生を横に居心地悪そうな安倍首相、『俺だって泣きたいよ』という心の声が聞こえてきそうだ」(画像) … 事実の一部を切り取り、印象操作をしようとして炎上 

(前略)

こちらは福島県で小学校が再開になったタイミングで安倍総理が学校を訪れ、懇談会を開いたときの様子。

隣の女の子が泣いており、安倍総理は困惑したような顔を浮かべている。

そして記事では森友文書の書き換え問題や安倍晋三記念小学校に触れながら、この学校を「安倍晋三小学校」だと紹介する。

 

正直、全く意味が分からないが、とにかく何とか材料を絡めて安倍総理叩きの記事をつくりたかったのだろう。

 

だがnetgeek編集部で調べたところ、全く異なる事実があることが分かった。 

首相官邸公式HP、3月10日「福島県訪問」としてアップされた写真を見てほしい。女の子が笑顔で写っており、そこには全く違う印象がある。 

さらに政府インターネットテレビでは動画版も確認できる。(該当のシーンは1:01:25から

 

女の子はまず名前を言った後に、話すことをど忘れしてしまったようで、横にいる母親の顔を笑顔で見つめる。

無言になってしまったことで周囲からは笑いが漏れ、母親は「大丈夫だから」と話すように優しく促す。 

 

しかし女の子はたくさんの人とカメラに囲まれて恥ずかしいのかなかなか話しだせず、ついに泣き出してしまった。 

まだ小さい子供だから仕方ないと穏やかな雰囲気に包まれつつ、安倍総理が話し始める。

すると女の子は嘘のようにけろっと泣き止んでいた。 

安倍総理が復興に向けて全力を尽くすと話し、最後に女の子に向かって「お嬢さんも安心して頑張ってもらいたい」と話しかけると女の子は照れくさそうに笑う。 

 

「それでは懇談会を終わります」という声がかかると女の子は急に脱力して緊張が溶ける。母親にもたれかかったりして安倍総理は優しい言葉をかけていた。

文春はこの流れの中でわざわざ女の子が泣いたシーンを大きく取り上げ、「俺だって泣きたいよ。そんな心の声が聞こえてきそうだ」「涙の政権崩壊」「安倍晋三小学校」「笑顔が戻る日は来るか」などと揶揄する。 

 

森友学園問題とは一切関係がない写真なのに文春は卑怯な印象操作に手を染めた。