朝日新聞・読売新聞「元政治家による殺人事件」をキチンと報じないマスコミ

■ニュースメディア

朝日新聞読売新聞

 

■ニュースタイトル

「元政治家による殺人事件」をキチンと報じないマスコミ

 

■ニュース掲載・報道日

2018年5月15日

 

■フェイク理由・ソースURL・その他

民主党公認で当選した元千葉市議の殺人傷害事件を「報道しない自由」によって覆い隠すメディアは、もはや「報道機関」と名乗るべきではないでしょう。

「もりかけ」では、直接政治権限を持たない首相の奥方まで「疑惑」だけで事細かに情報渡れ流しながら、元市議まで努めた政治家の殺人事件では実名報道どころか所属政党まで隠すなんて、ジャーナリストとして恥ずかしくないんですかね?(Twitterより)

■補足事項

---------------- ネット情報

親族刺傷の元民主党市議小田求を、田沼たかし氏の対抗馬として議員に仕立てたのは民主党の田島要議員。田島氏の子飼いであった熊谷市長はこの時の選挙で今回の容疑者と社民党系候補に対する応援をDMで呼びかけ公職選挙法違反で告発され、小田求に関するツイートも削除。

【千葉4人死傷】

殺人犯は元民主党

小田求(46)元千葉市議@odaq_inage

 

産経だけ報道

09年 民主党公認で初当選

 

13年 父親を殴り傷害容疑で逮捕

 

[新聞各社の報道比較] 2018年5月15日現在
・千葉日報 (地元紙)

 「元千葉市議 、小田求 容疑者」

・産経新聞

 「元千葉市議、小田求 容疑者、元民主党、前科有り」

・毎日新聞

 「元千葉市議 、小田求 容疑者」

・読売新聞

 「元千葉市議」

・朝日新聞

 

 「元千葉市議」

 

なお、16日には朝日新聞も「小田求 容疑者」と名前を記載したものの、所属政党についての記載は確認されていません。

 

 

■検証記事

-------------------- 駆け抜ける日々 2018.5.14

小田求(元千葉市議)の顔写真!

過去の父親を殴って逮捕歴も? 元民主党?

(前略)

元自民党所属、とかだったら

最初から実名報道されたのでしょうか。。

■検証記事

-------------- 産経新聞 2018.5.15

【千葉一家4人殺傷】小田求容疑者、市議時代と変わり果てた風貌 民主党公認で当選→離党、父親殴打の前歴も

 

 千葉市稲毛区の居酒屋で13日夜、同区の家族4人が切り付けられ、幼稚園児、高木彩友美(あゆみ)ちゃん(6)が死亡した事件で、千葉県警が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した元千葉市議、小田求容疑者(46)。15日午前、千葉西署から千葉地検にされる際に、集まった報道陣を見て笑みを浮かべながら捜査車両に乗り込んだ。ひげを生やし半袖Tシャツ姿で、市議時代の風貌とは違っていた。

 小田容疑者は平成21年10月の千葉市議補選(稲毛区選挙区、欠員2)に民主党から出馬して初当選を果たし、市議を2期務めた。鉄道会社と同じ読みの「おだきゅう」が愛称だった。

 桐朋学園大音楽学部卒。市議選出馬に当たっての報道各社の取材には自身の職業をバリトン・オペラ歌手と答えていた。市議在任中の24年には市内の公民館や四街道市のキリスト教会で開かれたチャリティーコンサートに出演。歌手としても活発に活動していた。

 

 ただ、議会活動では初当選から約1年後の22年11月に「(21年9月に誕生した)民主党政権を受け入れることができない」として同党を離党し、無所属に。2期目途中の25年3月には、父親=当時(66)=をスチール製の棒で殴り、左腕などに全治3週間の打撲を負わせたとして県警に傷害容疑で逮捕され、その後起訴猶予になっている。

 市議時代の小田容疑者を知る人物は、「人間としては悪くなかった。議員時代の後半は少し精神的に疲れた様子もあった」と振り返る。

 妹家族と席を囲んだ夕食の場で、何が小田容疑者を凶行に走らせたのか。事件があった13日は小田容疑者の46回目の誕生日だった。

--------------  引用終わり

 

■検証記事

------------------ 毎日新聞 2018.5.16

千葉市稲毛区の居酒屋で13日夜に家族4人が親族の男に包丁で切りつけられて長女(6)が死亡、両親ら3人が重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された住所不詳、元千葉市議、小田求(もとむ)容疑者(46)が「4人とも殺そうと思った」と殺意を認める供述をしていることが捜査関係者への取材で判明した。

 県警によると、小田容疑者は4人と来店。個室のテーブルに着いて約15分後、かばんの中にあったとみられる包丁で次々と4人に切りつけた。【富美月、秋丸生帆】

------------- 引用終わり

※ ネット記事の <元市議の小田容疑者>任期中に父親への暴力事件が問題に のリンク先に「小田容疑者は2009年の市議補選に旧民主党公認で初当選。10年に離党し、2期務めた。任期中の13年に父親に対する暴力事件が問題になった。」との記述有り。紙の新聞紙面には、ちゃんと「民主党の議員だった」と書いたのでしょうか?

※ 2019年3月3日現在、元記事は削除されており、右の写真しか残っていませんでした。

■検証記事

------------------ ネット誹謗中傷弁護士相談Cafe 2018.12.21

犯罪の実名報道の基準とは?

名誉権とプライバシー権との関係を解説!

 

1.実名報道とは?

そもそも、実名報道とはどのようなものなのかを押さえておきましょう。

実名報道とは、被疑者や被告人の氏名を明らかにして、犯罪事実の報道をすることです。まだ逮捕されていない段階でも実名報道されるケースがあります。

実名報道をされると、本人にはとても大きな不利益があります。

その人が本当の犯人ではないケースでは、自分はやっていないにもかかわらず、周囲から白い目で見られたり酷い嫌がらせを受けたりしますし、家族が学校や職場でいじめを受けることもあります。

その人が本当に犯人であったケースでも、刑を終えたらまじめにやり直そうとするものですが、更生しようとするとき、実名報道が残っていることによって過去の犯罪歴を知られてしまい、就職ができなかったり家族が嫌がらせを受けたりして、不利益を受けます。どこに引っ越しをしても、近所にバレたり噂になったりするたびにまた引っ越しをしないといけなくなり、逃げ続ける生活になるので非常に苦痛です。

このように、実名報道が行われると、本人にとっては大変な問題になることをまずは押さえておきましょう。

 

2.実名報道に基準はあるのか?

犯罪が行われたとき、実名報道が行われるケースと匿名になるケースがあります。このように、実名報道が行われるかどうかについて、明確な基準はあるのでしょうか?

この点、法律上特に実名報道の基準はありません。報道機関内で通用しているガイドラインなどもありません。

実名報道は、報道機関の自主規制に任されているので、同じ事件であってもある報道機関の場合には実名報道が行われていて、ある報道機関の場合には匿名報道になっているということもあります。(以下略)