安全性
ワクチンは自身が病気や死を引き起こすものであってはならない
防御作用
病原体による発病を防ぐ必要がある
持続性
数年間有効である
中和抗体の誘導
病原体の侵入や細胞感染を防ぐ中和抗体が多くのウイルス感染に必須
※ 結核,マラリアなど細胞内寄生性病原体には細胞性免疫(T細胞応答)がより重要
実際の問題 (“有効性”よりも“実用性”の要件)
低価格,安定性,投与の簡便さ,副作用の低減等の普及可能性(stability, cost, ease of administration)
ワクチンは自身が病気や死を引き起こすものであってはならない
世界的な免疫学の教科書である
Janeway's Immunobiology では
「最重要条件」とされ、
Robbins Basic Pathologyでも
「病理学的副作用の回避」は第一条件。
病原体による発病を防ぐ必要がある
世界的な免疫学の教科書である
Janeway's Immunobiology では
「保護免疫(protective immunity)**を誘導する抗原選択が最優先」とされています。
数年間有効である
世界的な免疫学の教科書である
Janeway's Immunobiology では「理想は長期免疫記憶
(memory B/T細胞誘導)」です。
保護免疫(protective immunity)とは?
生物学を学んでいない高校生でも分かるように、できるだけわかりやすく説明します。
◆ 簡単にいうと
同じ病気にもう一度罹りにくくなる、体の防御システムのこと
◆ 具体的にいうと
・病気にかかるか、ワクチンを打つと
→ 体の中の「免疫細胞」が、ウイルスや細菌などの敵を覚えます。
・次に同じ敵(病原体)が入ってきたとき
→ 「前に来たやつだ!」とすぐに思い出して、
すばやく敵をやっつける準備ができている状態になります。
・その結果
→ 病気にかからなかったり、かかってもとても軽くすむのです。
◆ 身近な例
水ぼうそうやおたふく風邪:
1度かかると2回目はほとんどかからない(これが保護免疫です)。
ワクチン:
病気にかかる前に「敵の写真」を体に見せて覚えさせるようなもの。
◆ イメージたとえ話
体の中にいる免疫は「警察官」や「ヒーロー」「自衛隊」みたいなもの。
はじめての敵には苦戦するけど、一度戦った敵なら「顔を覚えている」ので、すぐ捕まえられるという感じです。
病理学的副作用の回避とは?
生物学を学んでいない高校生でも分かるように、できるだけわかりやすく説明します。
◆ まず「副作用」って何?
薬やワクチンを使うと、病気を治したり予防したりする効果以外に、体に別の良くない反応が起こることがあります。
これを「副作用」といいます。
◆ 「病理学的副作用」ってどんなもの?
病理学は「病気が体にどんな変化を起こすか」を調べる学問です。
だから「病理学的副作用」とは、薬やワクチンによって体の組織や臓器に病気のような変化が起こる副作用のことです。
(例:ワクチンで熱や腫れがひどくなる
アレルギー反応(じんましん,呼吸が苦しい等)が強く出る
免疫が暴走して自分の体を攻撃する(自己免疫反応))
◆ 「回避」ってどういう意味?
「回避」とは、そういう体に悪い変化をなるべく起こさないようにすることです。
つまり、
「病理学的副作用の回避」=薬やワクチンを作るとき、体に危険な変化が起きにくいように安全性を確保することです。
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